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中期中絶とその方法や種類に関して

人工的な妊娠中絶はどのような場合でもできるとは限りません。

なぜなら母体保護法があるからです。

妊娠12週0日以上経過した場合は中期中絶といいます

12週未満とはリスクも方法も異なり、役所へ死産届を提出したり、火葬や納骨などの手続きも必要になります。

また、入院の期間も長くなり、費用も高額となるため、中期中絶を考えている場合には、なるべく12週以内に決断することが大切です。

中絶をする場合、12週未満であれば日帰りで手術をすることになりますが、中期中絶の場合には分娩で行うことになります。

薬によって無理やり陣痛を起こさせます。

最初に子宮頸管を薬によって広げ、生体監視モニターで血圧や血中酸素濃度などを常にチェックします。

そして娩出させ、手術が終わったあとには胎盤の遺残がないかを確認します。

うまく手術ができていないと、出血が止まらない可能性があります。

術後には子宮収縮が良好かどうか、全身状態の経過は問題ないかどうかを判断するために半日以上から数日の時間が必要です。

また、ごく稀に開腹手術をすることによって子宮全摘が必要な場合もあります。

また子宮頸管に傷つくもあり、そうなると将来妊娠、出産をする際に子宮頸管無力症となり早産につながるおそれがあります。

もしも妊娠したことに不安を感じていたり、中絶を考えている場合には、母体の安全を守るためにも、早めに相談をすることも大切です。

一人で抱えることなく、クリニックや病院で相談を受けることも必要です。